2023年10月05日 建築委員会 令和5年度 浜松市建築工事関連部門との意見交換会
9月26日(火)に、浜松市役所の建築工事関連部門と浜松建設業協会建築委員会との意見交換会を、建設業協会から杉浦副会長を含め13名。浜松市からは公共建築課、技術管理課、住宅課より9名の出席をいただき浜松市役所内の会議室にて行いました。
公共建築の須部課長の冒頭の挨拶の中で、カーボンニュートラル実現のため市有施設におけるZEB化(太陽光発電・LED等)を目指し令和4年度に推進事業本部を立上げた事。
また長寿命化を達成するための計画的改修や、さらなる木造化の検討など現在取り組んでいる内容の説明がありました。
杉浦副会長の挨拶では、公共の建築工事における個別・具体的な意見交換のできるこの機会に対する感謝をお伝えしました。
意見交換のなかでは、頻発する自然災害による山間部における建築工事で土砂崩れ等により不通となったり迂回したりする事等による工事の遅延の対応。2024年問題ともいわれる働き方改革による残業規制・週休2日と工期の問題。技能工不足の問題。施行されたばかりの県の盛土条例と場外仮置土の問題など、最近になって発生してきた問題に対する浜松市側の考え方を知る事が出来ました。
また導入が進んできたリモート管理(遠隔臨場・ASP)や電子納品については、発注者と受注者双方とも理解が不足していたり、発注者側も監督員と検査官での要求するものの違いがある事など、お互い事前にさらなる打合せが必要だと感じられました。
今回の質問・要望に対して、浜松市としてすぐに対応出来ない事も多いのですが、いくつかは今後検討していきたいとの回答もあり、浜松市としても施工現場の実情を知り将来に活かしていくためにも、来年以降もこうした場を設けて建設業協会と意見交換しながら協力して対応していきたいというお話をいただき、我々としても継続していく必要のある事業であると改めて思いました。