2006年5月
最近、街のあちこちでこんな景色を目にします。
「こどもを守ろう」という蛍光色のシートを貼り付けた車。
「パトロール中」という札をダッシュボードの上に置いた車。
「かけこみ110番の家」というアクリル板を玄関先の庭木にくくりつけた家。
「かんがるーのお家(うち)」というシールをドアに貼った家。
「パトロール隊」というロゴを背中に入れた派手なジャンパーを着たお年寄り。
「わんわんパトロール」という帽子をかぶった犬の散歩をする人。
このごろ全国各地で起こっている子供を巻き込んだ事件に対抗して、地域全体でこどもたちを守っていこうという動きです。PTAの役員をしていると下校途中の児童が不審者に声を掛けられたり、中には殴られたりといった情報が学校から伝えられてきます。まさに対岸の火事ではなく、実際私たちの近くでも凶悪な事件がいつ起こってもおかしくない状況だと思います。
うちの会社も校区の小学校からの依頼を受け、「かけこみ110番の家」のアクリル板を掲げることにしました。新年度の初めには先生と一緒に近所の子どもたちが会社を訪れ、「よろしくお願いします。」と元気な声を残していきました。
この子たちがおびえて会社に飛び込んでくることがないことを祈りながら、地域の会社として少しでも地域に貢献しなければと思う毎日です。
<M.S>