コラム「ちょんな」

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ちょんな 浜松建設業協会の総務・情報委員会メンバーによるコラムです。

2020年11月

 今年の初めから始まった新型コロナ感染症の流行の影響によって、社会はテレワーク、リモートビジネスなど仕事の仕方に変化が見られるようになりました。
 ただ建設業界はリモートで仕事ができるものではなく、建設現場にて重機で穴を掘り、鉄筋を組み立たり、生コンクリートを打設したり、また、側溝や擁壁などの製品を据えることで仕事が進んでいく側面があります。現場で測量をしたり、出来形の写真を撮ったり監理の面でもなかなかオフィスからリモートでは難しい業種だと思います。なので、新型コロナ感染症の流行といっても働き方が根本的にかわることはないと思います。ただ、人に会って打ち合わせをするときにはマスクをし、手洗い、消毒も欠かせません。

 そんななか、産業廃棄物の許可等で必要な日本産業廃棄物処理振興センターでの収集・運搬課程の講習会はオンライン講義でした。大学生がオンラインで授業を行っているというのをテレビで見ましたが、まさか自分もそうなるとは思いもしませんでした。
 各課程で決められた視聴時間の講義動画を、事前にテキストをみながら視聴します。その後、試験だけ会場で受験するものでした。講義動画は24時間いつでも見られるし、続けてみる必要もないため空き時間に少しずつの視聴も可能です。また、繰り返し見ることもできます。従来なら講習と試験で1日、時間を費やしますが、1時間で済みます。(今回は会場が静岡市内であったため、試験を受ける1時間のために静岡まで出かけなくてはならなかったのですが。)

 自分の時間が取れる時に自由に視聴し、時間を有効に使用できるのです。ただ、講師を前にして緊張して講習を受けるのと比べ、パソコンの画面に向かっての講習は気が散るような気もしました。どちらも、一長一短あると思います。ただ、これからはマスクや消毒と同じように受け入れていかなくてはならないような気がします。

< M.Y >