コラム「ちょんな」

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ちょんな 浜松建設業協会の総務・情報委員会メンバーによるコラムです。

2023年1月

令和5年を迎えて

 令和もあっという間に5年目に入りました。年を取るにつれて同じ時間でも若いときと比べ時間の感覚が違うと思っていましたが、これを心理学的に「ジャネーの法則」というみたいです。感覚なので本当かどうかはわからないですが、5歳の1日は50歳の10日にあたるそうです。これから先はもっと早く時間を感じることになります。確かに小学生のころは1年がすごく長く感じたし、中学に入学したころは3年後の卒業が遠い未来のことのように感じました。時間の感覚は脳がどう感じるかだと思っていますが、ある文面に(日々の新鮮味がなくなると時間の経過が早く感じやすくなる)と書いてあったのを読んだことがあります。確かに年々新鮮味が少なくなっているように思います。今年は新鮮味を多く感じられるよう意識してみようと思います。

 年を取ると言えば年々過去の記憶が消去されてきています。記憶の忘れ具合がハンパないです。よほど印象的だった事以外ほぼ忘れているように感じます。「覚えていない」「そうだったっけ?」を昨年何回使ったか恐ろしくなります。家でも小学生の娘の記憶力に打ち負かされています(それをいいことに多少ブラフを入れてきます)。偶然にも80分で記憶をなくす人(博士)の小説を読んでいますが、少し親近感を覚えます。この現実から目を逸らさず、忘れることも生きていく上でとても大切なことだと自分に言い聞かせるようにしています。

 話は変わりますが、昨年末に開催していたワールドカップサッカーはメッシ率いるアルゼンチンの優勝で幕を閉じました。日本もドイツやスペインといった強豪国を撃破したこともありとても面白い大会でした。私にとって昨年の数少ない新鮮味の一つになっています。また4年後さらに強いチームになって世界の舞台で活躍することを願っています。

 とりとめもないままこのコラムは終わりますが、新しく令和5年が幕を開けます。今年は新鮮味を1つでも多く見つけて実りある1年にしたいと思います。そしてコロナが収束し、戦争が終わり、自然災害が起こらない年になることを切に願います。

<R.I>