コラム「ちょんな」

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ちょんな 浜松建設業協会の総務・情報委員会メンバーによるコラムです。

2009年6月

 この5月、日本はメキシコ発の新型インフルエンザに振り回された1ヶ月だった。

 水際で食い止めるために行われた検疫で初の日本人感染者3名が確認され感染者は感染病棟に隔離入院、機内で近くに座っていた濃厚接触者が数日間ホテルに隔離された。
 中旬には神戸の高校生が国内感染。ゴールデンウィーク中に行われた部活動の交流試合などで関西地方の高校で大流行となってしまった。

 大阪や神戸の学校が休校となる措置がとられたが、なぜか繁華街のカラオケ店に高校生の行列ができた。不用な外出はしないようにと通達したところで全員が守るわけない。店側も困惑気味で「遊ぶための休みではないのに」と・・・。

 経済活動にも大きな影響を与えている。関空などに出店する玩具小売りの会社が倒産した。リーマンショックを引き金とする世界的不況で旅行者・空港利用者が激減したうえに新型インフルで立ち行かなくなったようだ。
 ネットオークションでは医療用マスク50枚入り1980円が17000円が高値で落札された。ドラッグストアにはマスクを買いに来た客が行列を作っているところもあるそうだ。

 また「新型インフルの薬を販売している」「インフルエンザのかかって会社を休むからお金がいる」などの不審電話もあり振り込め詐欺未遂事件もおきている。

 世界的には感染者は一万人をこえ死者も多数でている。幸い今日(5/22)現在日本国内では死亡者はでていない。

 とにかく、まず第一に予防することが大事だ。ドラッグストアに行列になる前、オークションで高値になる前にマスクは常備しておきたい。マスクのつけ方も重要である。鼻をだしてつけても意味はない。また使ったマスクは紐をもって外し、ビニール袋にいれて捨てるそうだ。手洗いも爪や指の間、手首まで洗わないといけない。また髪や顔についたウイルスをおとすことも大切なので洗顔やブラッシングも有効だそうだ。
 なによりストレスをためず規則正しい生活をして体力を低下させないことが一番大切かもしれない。一番難しいが・・・。

<T.S>