コラム「ちょんな」

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ちょんな 浜松建設業協会の総務・情報委員会メンバーによるコラムです。

2009年7月

景気を良くするのは誰?

 政治不信・社会不満や不況感が渦巻く中、先日、気分転換も兼ねて、九州熊本に観光に行く機会があった。

 福岡空港(博多)から観光バスにて、大分の由布院、九重の夢吊り橋、阿蘇山噴火口を巡って熊本市内に。どの場所も観光客でとてもにぎわっていた。おそらく半分以上は、中国、韓国などアジアからのお客様だと思われる。

 熊本市内に入って驚いた。九州の田舎町だと思っていたが、阿蘇カルデラのスケールの大きさもさることながら、熊本城の外堀壁の荘厳さ、市内町並みの立派さに唖然、繁華街のアーケードの広さ・大きさもけた外れ。馬刺し、辛子れんこん、ラーメン、食べ物もうまい。夜の街も驚くほど元気。今人気のキャサリン’s BARも覗いてみた。スザンヌ効果で超満員。本当に不景気なの?と問いたくなる。人口65万人の都市だが明らかに我々の住む浜松と何かが違う。街がイキイキと楽しそうに感じたのは私ひとりだけなのでしょうか?

 「面白きこともなき世を面白く、すみなすものは心なりけり」

 都から遠く離れた熊本に住む人々がこうして活気に溢れているのは、戦国の世に始まる中央権力に振り回されない「自助努力」の生き方が、昔も今も自ずと出来ているからなのではないかと思うのですが・・・。

<K.K>